近い将来、鍼灸按摩院に併設で漢方薬店を開きたいと思っています。
漢方薬店を開業するまで、扱いたい薬や生薬は日本で揃え難いので、二年前より台湾から父母が来日するときなどに頼んで持ってきてもらい、今では写真のようにかなり増えました。
日本では一般的に「漢方薬」と言いますが、台湾では「科学中薬」と言います。すでに生薬の量などが決まっており薬として名前がついているものを指します。例えば「補中益気湯」「麦門冬湯」などです。
台湾の中医や漢方薬局は患者さんの体調や性質により処方する生薬の量を変えるため、日本より粉になった生薬が買いやすく、値段もずいぶん安いです。
生薬とは、名前がつく漢方薬になる元のひとつひとつの原料を指します。植物や動物、鉱物の各部位などです。身近なものも生薬として漢方薬の中に入っていたりします。ミカンの皮も「陳皮」と名前を変えて、よく使われています。
我が家では、日本で購入した漢方薬を飲むこともありますが、家族の体調に応じて私が生薬の量を測り調薬しています。ただし、私は薬剤師ではないため、調薬は家族のみに限られます。
皆様のお家の常備薬はどのようなものがありますか?その中に漢方薬はありますでしょうか?